転勤制度は昭和時代に始まり、男性の収入だけで十分に家族を養えた時代、女性は専業主婦が当然であった時代の制度です。
共働きが当たり前になり、女性のキャリアが確立した現代には完全に時代遅れの制度でしょう。
【働き方改革】で転勤制度も見直しをしようとはされていますが、現段階では何も変わっていないのが現実です。
そのため、転勤族の家族は苦労をすることがどうしても多くなってしまいます。
転妻のデメリット
定職につきづらい
夫の転勤で定期的に住む場所が変わってしまいます。数年後に辞めることが明らか人材を正社員で雇ってくれる企業はまずありません。
仕事をしたいのであれば、パートや派遣社員の非正規の仕事につく転妻がほとんどです。
正社員に比べたら数百万円単位で年収は下がります。
転勤の伴う仕事は、年収が高い傾向にありますが、共働き正社員の年収には到底かないません。
専業主婦は2億4千万円の損失だと言われています。
最近ではテレワークでもできる仕事が増えては来ていますが、まだまだ誰でもできる仕事ではないでしょう。
誰でもリモートワークができる時代が来たなら、転勤制度は滅んでいるはずです。
両親に会えなくなる
転勤についていくことになると実家を離れることになることが多いです。
飛行機の距離に転勤になってしまったら、両親や親戚に会えるのはお盆やお正月ぐらいになってしまいます。
また、帰省費もかかるようになります。
長期休みのハイシーズンの航空券は通常価格の3-4倍になり出費がかさみます。
子供の転校
子供が小学生までは、転勤で転校もよくある話ですが、中学生以上になると子供の人間関係や進路の問題で、夫に単身赴任をしてもらう家庭が多くなります。
夫の住む家と、家族が住む家の2つの拠点が、必要になるので二重の生活費がかかります。
夫婦で分担したいた家事育児をひとりで負担することになるでしょう。ワンオペ家事・育児が待っています。
マイホームを持てない
マイホームを購入しても、転勤が決まれば住み続けるのは難しくなります。
住の地が決まらない状況で、マイホーム購入に踏み切るのは難しい決断です。
転勤族のメリット
人間関係がラク
めんどくさい人間関係も、いずれはこの地を離れ関わりがなくなるものと割り切れれば我慢ができるものです。
本当に仲が良い人は住む場所が変わっても、関係を持ち続けられます。
自分にとって本当に大切な人間関係を築くことができます。
転勤先の観光ができる
転勤できた場所の観光を楽しむことができます。
旅行では選ばないような場所も転勤では観光することができます。
仕事のストレスがない
正社員で働くと、責任のあるストレスのかかる仕事を任されます。
転妻であれば、正社員で働いていなくても、誰にも文句を言われることはありません。専業主婦でも、問題ありません。
堂々と非正規で働いて、ノンストレスでプライベートを楽しもうと割り切るものいいと思います。