私は現在派遣社員として
働いていますが、
以前は派遣会社で派遣先を
紹介する立場で働いていました。
派遣社員として一定の期間を
働いている方は一度は
経験しているかと思いますが、
派遣会社より派遣先を紹介してもらい、
派遣の営業の方との感触が
よかったにも関わらず、
「ほかの人に決まってしまいました」
「派遣先の事情でこの件は
なくなりました」
と言われるとこが多々あります。
自分に何か問題があったのではないか?
悩んでしまう方がいらっしゃいますが
ほとんどの場合、派遣スタッフの問題ではありません。
派遣会社の仕組みの問題です。
よくある選考中に
断られるパターンをご紹介します。
ほかの派遣会社のスタッフに
決まってしまった
派遣社員を求めている企業は、
1つの枠に対して
複数の派遣会社に求人をかけます。
その中で、1番はやく派遣スタッフの
準備ができた
会社との契約をします。
こればかりはタイミングですので、
派遣スタッフだけの努力では
どうにもなりませんが、
仕事を紹介してもらた際の
■保留の時間を短くする。
■顔合わせの日程を決める際にできるだけ
早い日程にする。
このほかに対策はありません。
なので、派遣スタッフからの
質問などの対応は
とてもルーズなのに、
合わせのセッティングなどは
光の速さで行う営業スタッフが
いるのはこのためです。
官公庁の仕事は入札形式!?
シニア向けの求人で
多い官公庁のお仕事。
時給は低いですが、
高齢な方でも採用確立の高い案件です。
官公庁採用方法はほかとは違い、
【一番安い時給を提示した派遣会社と契約する】
最低落札入札という方式が
とられています。
官公庁の求人も複数の
派遣会社に依頼がいきます。
派遣会社は官公庁で
働いてくれるスタッフを準備します。
入札会が開催され、準備したスタッフと
時給を派遣会社は提示します。
このとき、ほかの派遣会社がどのような時給を提示したか、
ほかの派遣会社にはわからないようになっています。
その中でもっとも安い時給の派遣会社と
官公庁は契約をします。
スタッフの準備→入札会の
順番になっているので
仕事を落札できなかった
派遣会社のスタッフは
残念ながら、仕事ができなく
なってしまいます。
では、落札してから、派遣スタッフの
募集をしたらいいではないか。
と思いますが、入札に参加するに
すでに紹介するスタッフを確保している
のが条件なので致し方がありません。
派遣スタッフが不利益を被ることが
多いので今後改善していただきたいものです。
ただ、入札できたということは
もっとも安い時給を提示した
ということなので、
縁がなかったことはむしろよかった
思うほうがいいかもしれません。
このため、官公庁の仕事は
派遣会社が時給の値下げ合戦をするので
どうしても時給が安くなりがちになります。