- ブラック派遣先とは?
- 常時求人をだしている
- 複数人募集している、『派遣の仲間がいる』などの求人
- 能力・実務経験の質問を必要以上にする
- 『すぐに辞められたら困る』等の発言をする
- 顔合わせを面接と勘違いしている
- 急成長した会社
ブラック派遣先とは?
ブラック派遣先は、世間一般が思う『ブラック企業』と重なる部分もありますが、少し異なる箇所もあります。
残業代を払わないなどは当然ですが、派遣社員にとってのブラック派遣先は派遣法を理解していない、派遣法を守る気がない企業を指します。
正社員との差別はするのに『正社員との区別ができない』残念な会社はブラック派遣先と言っていいでしょう。
■正社員と同じ働きを求める
■契約外の仕事を要求してくる
■妊娠などを理由で契約更新しない
今回は求人募集と顔合わせで見分けられる派遣法を守らない傾向にある会社を上げていきます。
常時求人をだしている
常に求人をだしている派遣先には応募をしないほうが無難です。
常時求人を出している理由としては、下記のことが考えられます。
□労働環境が悪く、人が定着しない
□人材確保を派遣社員に依存している
どちらにに当てはまるにしても、派遣社員にとっていい環境ではありません。
労働環境が悪く人が定着しないのは説明するまでもないですが、
派遣社員をたくさん雇い、派遣社員がいないと仕事が成り立たない会社も要注意です。
複数人募集している、『派遣の仲間がいる』などの求人
短期の繁忙期のみの募集であれば問題ありませんが、
長期の募集で複数人の募集がある派遣先や『派遣の仲間がいるので安心して働けます♪』などの求人を掲載している企業は要注意です。
『仲間がたくさんいます!』というのをアピールポイントとして全面に出していますが、筆者はむしろデメリットだと感じています。
企業にとって派遣社員を雇うメリットは、人件費が安い、直接雇用契約がないので責任がない、いらなくなったら解雇できるです。
使い捨て人材の派遣社員で職場を回している企業はとても人材を大切に企業とは思えません。
同じ立場の人間と戯れて安心するのは学生までです。大人で社会人であるならば職場でも自立しましょう。
組織の中で派遣社員1人で仕事する方が個人的に楽だと思います。
『派遣社員の仲間がたくさんいます♪』って求人見るけど、
一時的な人員の補充目的でなく、派遣社員がいないと回らないような職場っていい職場なかった😇— うめこ 転妻 育休代理専門派遣社員 (@umecotentsuma) May 2, 2020
能力・実務経験の質問を必要以上にする
顔合わせの際に、実務内容以上のスキル・経験について質問してくる会社には注意が必要です。
派遣先の要望を満たした派遣社員が顔合わせに来ているのが前提です。
きちんと求人通りのスキルがあるかの確認は必要かもしれませんが、それ以上のことを質問してくる企業は要注意です。
スキルを持ち合わせていた場合、契約する内容以上の仕事を手伝わせる気満々です。
派遣社員を『なんでも屋さん』と思っているのでそのような発想になるのでしょう。
『すぐに辞められたら困る』等の発言をする
仕事を始める前から、『すぐに辞めないでね。』『頑張って続けてほしい』など言ってくる企業は、過去に何度も短期で派遣社員が辞めてしまっている可能性が高いです。
さらに『あなたがいないと困る』などいう会社は危険です。派遣社員がいないと困るなんて企業体制がおかしいです。
本当に困るのであればすぐに正社員にしてもらいましょう。
顔合わせを面接と勘違いしている
顔合わせは基本的に就業後上司に当たる『指揮命令者』と行うことになります。
この指揮命令者が顔合わせを面接と勘違いしている場合、注意が必要です。
顔合わせは、派遣社員が就業先見極めるための権利であり、派遣先は紹介された派遣社員を選ぶ権利はありません。
顔合わせルールですら理解していない指揮命令者がほかの派遣法を理解していると思えません。
派遣先の苦情処理担当と指揮命令者が兼務されていることがほとんどです。
問題が起こった際にまったく頼りになりません。
急成長した会社
中小企業に比べて、大企業や上場企業の方がブラック企業は少なく、また派遣法を理解している会社が多いので派遣社員にとっても働きやすい会社が多いです。
しかしながら、例外がありここ数年で急成長をして大きくなった企業は要注意です。
なぜなら、人事制度や会社規約が会社の成長に伴い改善されていない可能性が高いからです。
部外者から見ると業績のいい大企業に見えますが、中で働いている社員や、制度は中小企業のままで成長していないことが多いです。
派遣法を理解しておらず、人手不足、激務であるので派遣社員にも無理な要求をする傾向にあります。