派遣社員で3年は長すぎる
現在の日本の法律では、派遣社員は同じ派遣先で同じ仕事に就業できるのは3年までと法改正されました。
国としては『3年も雇うなら正社員しろ』という意図で法改正したのかと思いますが、派遣として長く働きたい人にとっては非常に邪魔なものですし、実際に正社員雇用率は上がってなさそうなので、大失敗の法改正でしょう。
そもそも派遣社員とは『一時的に人材を補填する』ために派遣されるものであり、3年という期間も長すぎるのではないかと思います。
派遣社員は契約内容の仕事をするものなので、新人であろうと3年勤めようと仕事の内容は同じのはずです。
しかしながら、バカな派遣先は仕事に慣れたら厚かましくもどんどん仕事内容を難しいものにし、量も増やしていきます。
時給が上がればまだ我慢できますが、ほとんどの場合、仕事量に見合う時給アップは見込めないでしょう。
派遣社員というのは本来の目的通り『一時的な人材の補填』で働くべきであり、理想の派遣期間は7か月~1年だと考えます。
最低7か月は働いてほしい理由
どんなに辞めたい職場でも最低7か月は勤務しておきたいです。
派遣社員として就業して『6か月』で『失業保険を受け取れる権利(会社都合の場合)』と『有給休暇』の権利を得ることができます。
失業保険は派遣社員の有期雇用で働く人にとって大変重要な権利です。必ず給付条件を満たしてから任期満了しましょう。
また、派遣社員として6か月勤めると『有給休暇』が10日間付与されます。
10日分の日給ですので、およそ半月分の給料になります。
有給は権利ですし、そもそも派遣会社から中抜きされているマージンが有給に当てられているので必ず全部消化しましょう。
そのため、6か月と有給消化のための1か月分は勤めてほしいのです。
1年勤めたらより安心
派遣社員として1年勤めると『失業保険を受け取れる権利(自己都合)』を得ることができます。
派遣社員の場合、ほとんどのケースで自己都合で任期満了することができますが、クソな派遣会社を利用してしまった場合、正しくない離職区分で自己都合にされてしまうことがあるかもしれません。
1年勤めると自己都合でも失業保険を受け取れますので、より安全に退職することができます。
テンプスタッフでは、希望通り『会社都合』で任期満了できました。
1年以上長く働いても何も得られない
慣れた仕事をしたい、新しい人間関係を構築するのがめんどうだと感じる人は3年長期働いてもいいかもしれませんが、
1年以上、派遣で働いてもスキルが身につくわけではありませんし、都合のいい人材でしかないと筆者個人的には思います。