派遣の仕事を探す際に求人サイトに載っている職務内容、派遣営業から教えてもらう職務内容を参考にするかと思いますが、
経験上事前に知らされる業務内容が完璧に正しかったことは一度もありません。
少し異なるぐらいであれば我慢もできますが、「聞いていた業務内容と1つも違う!」ということも珍しくないようです。
派遣社員が働く前に正しい職場の情報を知れるのは「顔合わせ」だけです。
必ず顔合わせで業務内容を確認をしておきましょう。
仕事内容は伝言ゲームのように伝わってくる
派遣社員の仕事内容は現場部署からまるで伝言ゲームのように伝えられます。
所属部署→人事部→派遣営業→派遣スタッフのように、また聞きのまた聞きで伝えられるのでどこかで情報が正確でなくなる可能性が十分あります。
求人の業務内容は昔から使いまわし
派遣先企業によっては派遣社員が行う仕事は固定されていて、過去に出した求人を使いまわしていることがよくあります。
会社は日々変わっていくものですから、新しいソフトや機器が導入されたりすることで業務内容は日々変化していくのが普通だと思います。
しかしながら派遣社員の募集要項だけは特にいじらずそのまま同じ内容で求人し続けられていることがよくあります。
実際にあった伝言ミス
今回派遣の仕事を探す中で、仕事情報がまともに伝えられておらず本当に迷惑を被りました。
筆者は化学科出身なので派遣営業からは、「化学のバックグランドが生かせる仕事。希望の残業なしも人事から了解を得ている」と聞きましたので顔合わせまで行うことにしました。
しかしながら実際に、部署責任者と顔合わせをしてみると求めていた人材は「理系でもITに強い人材」また「残業できないのはだめ、1週間の出張もある」とのことでした。
よくよく話を聞いてみると、ITに強い人間→理系という謎の解釈で人事部が適任者だと判断したようです。
おそらく人事の方は理系ではないので、IT系と化学系がまったく別の学問であることが分からなかったのかもしれません。(一般常識で分かりそうなものですが)
また、残業については人事部が担当部署に問い合わせることなく勝手な判断で返事をしたようでした。
担当部署→人事部での連携がまったく取れていないがために時間の無駄でしかない顔合わせとなりました。
企業にとって派遣社員の採用は適当でもいい作業を思っているようですが、派遣社員にとっては大事なことなのであまりに軽視されすぎです。
ただ、顔合わせを行うことで真実をしれたのはよかったです。派遣社員に「1週間の出張」をお願いしようと考える人間は頭がおかしいとしか思えないですからね。
そんなバカな人間の元で働くことが避けられたのはよかったです。