- 派遣先企業は複数の派遣会社に依頼している
- 違う派遣会社から同じ派遣先を紹介されることがある
- 外資系派遣会社MPが最も高時給
- 大手派遣会社SS時給も対応も悪い
- 論外だった地元密着の派遣会社
- 仕事を紹介されたらかの派遣会社と比較するべき
派遣先企業は複数の派遣会社に依頼している
派遣社員を常に雇用しているような派遣会社を使い慣れている企業は、1つの求人に対して複数の派遣会社に依頼をかけています。
そのため求人への応募後、派遣会社の社内選考を通過したとしても、派遣先企業から『ほかの人で決まった』などお断りされることがあります。
派遣社員にとって迷惑極まりないことですが、派遣先企業も一刻も早く派遣社員を採用するために行っていると考えられます。
違う派遣会社から同じ派遣先を紹介されることがある
派遣会社も派遣先企業も何人も派遣社員にアプローチをかけて選考しているので、派遣社員も複数の派遣会社に仕事紹介を依頼してもなんの問題もありません。
複数の派遣会社に紹介を依頼すると、同じ仕事を紹介されることがまれにあります。
筆者は田舎住みで派遣先企業が少ないこともあり、3社の派遣会社から同じ派遣先を紹介されました。
派遣先企業・派遣先部署・仕事内容すべて一致したので同じ求人に間違いありません。
ここで派遣会社の格付けを行うこととしました。
・時給
・待遇(交通費など)
・営業スタッフ対応
今回応募した求人は4月スタートでしたが、筆者は3月中旬勤務を希望しているので、就業開始時期を早められないかとそれぞれ同じ相談をしています。
外資系派遣会社MPが最も高時給
外資系派遣会社で英語人材の派遣に強いMPは時給1100円を提示してもらえました。田舎のスキルのいらない事務職では少し高めの時給です。
通勤経路が2キロを上回る場合は実費を支払いするとのこと。
就業時期を早める相談に対しては「難しいかもしれませんが、派遣先企業に相談してみます。」と相談後連絡してくれることに。
結果、希望はかないませんでしたが、営業スタッフさんの対応としては問題なく、好感が持てるものでした。
大手派遣会社SS時給も対応も悪い
事務系派遣に強い派遣会社であるSSは、時給1050円を提示されました。
MP社より50円安く、月額でいうと8000円ほど変わってきます。
交通費は実費支給とのことなので、MP社と同じです。
就業時期を早めてほしいと相談すると、派遣先企業に確認することなく「無理ですね~ほかにしておきますか?」と頼んでもないほかの仕事を紹介されました。
しかも、希望条件のエリア・時給・職種とはまったくことなるもので派遣社員の希望を確認せず適当に紹介しているとしか思えませんでした。
時給も安ければ、対応も悪くMP社に勝る箇所がどこもありません。
そして、この派遣会社はなぜか「副業禁止」。副業禁止なら十分生活できる時給がほしいのですが・・・
マージン率も比較的高めです。おそらく本社・支店が東京の一等地に構えているため経費がかさんでいるのではないかと推測します。
場所なんてどうでもいいので、派遣社員に還元してほしいものです。
論外だった地元密着の派遣会社
論外だったのが地元1支店しかない零細派遣会社。まったく同じ仕事にも関わらず時給の提示は950円。MP社に比べ150円も多くマージンを取られています。
有期雇用で不安定な仕事にも関わらず、都内の最低時給よりも少ないなんてやってられません。学業傍らにバイトしている高校生より低いです。
会社規模が小さいと経費がかさむので、マージン率も必然的に高くなるのは仕方がないことかもしれません。
派遣会社を選ぶときは、大手で派遣社員を多く抱えている会社を選ぶのが無難でしょう。
また、営業スタッフは派遣法に疎く、交通費に関して聞いてもまだ何も決まっていないとまったく話になりませんでした。
仕事を紹介されたらかの派遣会社と比較するべき
派遣会社から気になる仕事を紹介されたら、ほかの派遣会社から同じ求人がないか確認してみるといい派遣会社を見つけることができそうです。
今回筆者の場合、同じ求人でも最大150円の時給の差がありました。
また、「同じ仕事を他社からも紹介されていて、そちらのほうか時給が高い」というと時給の交渉材料にもなります。