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失業保険をもらえるまでのつなぎの仕事として『フルキャスト』で日雇いバイトをすることになりました。
ブラックなイメージが強い日雇いのバイトですが、実際に働いてみた感想をまとめました。
集合時間がやたら早い
就業前日にリマインドメールにて、集合時間や持ち物のお知らせがきました。
始業時間は9時ですが、フルキャストからは8時30分には現場に到着するように指示されました。
社会人として円滑に仕事をするため、自主的に始業時間よりはやく職場に行くことは必要ですが、指揮命令者の命令により拘束される時間は労働時間扱いになります。
8時30分から時給が発生するのが法律的には正しいのでしょうが、どこの日雇いバイト会社も同じような感じで、早く集合はさせるが給料はださないのではないかと思います。
この職場に長く務めるのであれば、交渉する価値はあるかもしれませんが、たった1日のことなので、割り切って働くほうがよさそうです。
日雇いのはずがベテランばかり
指示された通り始業30分前に紹介先企業に行くと、総務の方が出迎えてくれました。
9時の始業を待たず早速職場の案内や、ルールを説明され30分ばっちりただ働きすることとなりました。
もろもろの職場ルールを説明されたあと、現場に入るように言われ、現場の指揮命令者を紹介されました。
この現場は1人の指揮命令者以外の約20人は日雇い労働者かベトナム人の教育実習生でした。
日雇いバイトなので、全員新人であることが当たり前だと思っていましたが、実際は筆者以外はなぜか経験者ばかりでした。
毎日のように日雇いで勤務し、社員並みに出勤している日雇い労働者もかなりいるそうです。
そのため、指示をしなくても仕事ができる労働者が多いため仕事をまったく教えてくれずいきなり仕事をするように言われました。
『初めてなので仕事を教えてほしい』とお願いすると『えぇ!!!初めてなの!!』と驚かれました。
日雇いバイトなのに、仕事が初めてであることに驚かれるのは摩訶不思議すぎます。
出社してすぐに休憩に入るよう言われる
この就業先の休憩システムは一斉に休憩をとるのではなく、数人ずつずらしてとるようでした。
新人(!?)日雇い労働者である筆者は、業務への貢献度が低かったためか1巡目で休憩をとるように言われました。
1巡目は10時から1時間の休憩をとります。
9時に出勤したので、まだ1時間しか働いていませんしお腹もすかない時間ですが、ここでお昼ご飯を食べるほかありません。
そして、1時間休憩後は7時間休憩なしで働くことになります。あまりにもバランスが悪すぎます。
契約書には休憩時間は12時から13時と記載されていましたが実質休憩時間は変わらないので、問題がないと判断されるかもしれません。
しかし、労働者の体調等は無視した仕事優先の時間配分と感じてしまいます。
更衣に時間がかかり休憩がつぶされる
就業先は食品加工会社でしたので、衛生面にはかなり気を使っているようでした。
現場に入るのに、衣類についたごみをとる→手を洗う→消毒する→体温を測る→作業着に更衣→作業着についたごみをとる・・・入室準備だけで軽く15分はかかります。
更衣は就業時間に含めない考えの企業でしたので、出勤も15分前には準備をしないといけませんでしたし、休憩も15分早く切り上げなければなりませんでした。
衛生面を配慮した着替えですので、指揮命令によって行っていることは明らかであるので法律的には更衣時間も労働時間に含めるのが妥当であると考えられます。
日雇いの労働基準法違反は当たり前
日雇いで働くにあたっては労働基準法違反は当たり前に行われています。違反ではなくでも理不尽に感じることがたくさんありました。
しかし、1日だけバイトできるすぐにお金がほしい時に働けるような都合のよいシステムは日雇いバイトのほかはないので、このあたりは目をつぶるしかないでしょう。