前任者の退職で募集される派遣求人には注意
新しい仕事を探すとき、求人理由が『前任者の退職』である場合、特に派遣社員として就業する場合は注意が必要です。
前任者の退職が計画的に行われており、引継ぎ期間を充分に用意されている、
猿でもわかるマニュアルが用意されている、退職者以外に仕事を指導することができる人が今後在籍をし続けるなどの場合は問題はほとんどないでしょう。
残念ながら、まともな引継ぎ環境がない状態で募集をかけている会社が本当に多いです。
最悪な場合、すでに前任者は退職済み、マニュアルもない、ほかに仕事を把握している人もいないという環境にいきなり放り込まれるようなケースもあります。
引継ぎ環境が整っているか顔合わせで確認を!
派遣社員にとってこれから就業する企業の労働環境を確認する機会は顔合わせだけです。特に前任者が退職する場合は、念入りに確認をしておきましょう。
前任者との引継ぎ期間
すべての仕事を丸々引き継ぐ・1人で仕事を完結することを求められるのであれば、職務内容にもよりますが、最低でも6ヶ月の引継ぎ期間が欲しいです。
業務内容を詳細まで聞き、充分な引継ぎ期間があるか確認しましょう。
マニュアルが用意されているか
業務マニュアル若しくは前任者が引継ぎ書を用意しているか確認しましょう。
前任者が退職する場合、初めての人でも読むだけで8割ぐらいの仕事ができるようなものがないときついです。
確認できるのであれば、どのような内容が盛り込まれているかまで確認しておきたいところです。
退職者以外の指導者がいるか
前任者が退職してしまうと、もし仕事で困ったことがあってもまず前任者に確認することは難しいでしょう。
どんなに丁寧に仕事を教えてもらい、マニュアルがあっても絶対に困りごとはでてきます。
前任者以外に仕事を把握している人がいるか?もし問題が起きた時は誰に頼ればいいのか?は必ず確認しておきましょう。
経験上辞めておいた方がいい状況の派遣先
前任者がすでに退職済み
明らかな泥船なのでやめておきましょう。
円満に退職できなかったケース、後任を採用したがすぐに逃げられたケースが考えられます。
まず穏やかな就業環境ではないことは間違いなしです。
ただし、とんでもない高時給で募集されることもあるので、逆境に負けない自信がある人は試しに就業してみてもいいかもしれません。
正社員⇒派遣社員の引継ぎ
正社員が退職するのに補填で派遣社員を雇うような求人はやめておいたほうがいいケースが多いです。
退職する正社員の仕事をほかの残る社員や複数の派遣社員で分担するなどの場合は問題ありませんが、正社員の仕事を1人で引き受けるように言われた場合はやめておいたほうがいいです。
正社員と派遣社員の区別ができない企業だと思います。
まずは、正社員が担当していた仕事を派遣社員の安い時給、不安定な有期雇用で引き受けるの割に合いません。
また、企業にとって派遣社員を雇うメリットは『迅速に人材を確保できる』ことです。
正社員の補填に派遣社員を雇おうとする企業にありがちなことは『正社員を雇おうと求人をかけたけど無理だった。時間がないのでとりあえず派遣社員でなんとかしよう』というケースが考えられます。
魅力のある職場なら、正社員で求人をかければすぐに人が集まりますし、何かしら問題がある職場、引継ぎ期間が充分に用意されていない可能性が高いです。
派遣社員⇒派遣社員の引継ぎ
派遣社員のするポジションの仕事がある会社は多いです。
しかしながら『派遣社員しか把握していない仕事がある』場合はやめておいた方がいいかもしれません。
派遣社員は勿論派遣先企業の人間ではないので、派遣先の正社員の指示のもと仕事をするのが当然です。
もちろん、派遣社員の仕事内容は正社員が把握しているのは当然ですし、代わりすることもできるのが当たり前です。
しかしながら、世の中には派遣社員しか把握していない仕事、なぜか正社員が理解しておらず、代々派遣社員から派遣社員に引き継がれることによりなんとか成り立っている職場があります。
責任の所在が正社員にない職場はまずおかしいので、やめておいたほうがいいです。
退職する派遣社員の人柄にもよりますが退職したあと会社がどうなろうがどうでもいいですよね?特に派遣社員であれば会社に愛着も何もないでしょう。
丁寧な引継ぎをしてもらえない可能性は高くなると思います。
また、自分が退職する際に手取り足取り後任に引継ぎをさせられることが目に見えています。
入社してから引継ぎ不可だと思った時の対応
就業前に見極めができることが一番ですが、就業開始してから引継ぎ環境が劣悪であることに気づくこともあると思います。
前任者が退職する前に辞める!
前任者が辞めてしまったら1人で仕事ができない!と分かった時点で即刻辞めてしまうのが賢明です。
なぜなら、前任者が辞めてしまうと仕事の責任を持たされるのが自分になってしまうからです。
前任者がいなくなってから辞めると自分がほかの人に引継ぎをしなければならなくなります。先に辞めたもの勝ちです。
できないことは素直にNOという
前任者が会社を去ってからわからないこと、自分だけでは解決できないことって必ず出てくると思います。
残っている他の社員の方に頼り解決することができればいいですが、残っている人間では誰も解決できないということもあり得ます。
これは当たり前ですが後任者が責任を感じることはありません。仕事の存在すら知らないのに事前に確認ができるわけがないからです。
責任を持つべきなのは、前任者の上司にあたるひとでしょう。
このような場面に直面した場合は『この仕事は知らないのでできません』『私は引き継いでないのでわかりません』と匙を投げればいいです。
真面目な人は、頑張って調べて、どうにかしようと考えるかもしれませんが、派遣社員がそこまでする義理はないです。
早期退職がマイナスにならないような主張をしよう
就業を初めてからうまく引き継げないと判断して退職を考えたら『早期退職することで派遣会社の評価が下がり次の仕事を紹介してもらえなくなるかもしれない』と考えてしまします。
顔合わせで仕事の内容の詳細を確認しておけば特に問題にならないと思います。
派遣社員は契約を結び仕事をします。契約書には仕事内容が盛り込まれています。
『マニュアルがあるといっていたのになかった。』『仕事を教えてくれる人がいるといったのにいなかった。』
とにかく聞いてた話と違った場合、たとえ契約書でなくて、口頭の説明であっても約束は成立します。
顔合わせで聞いてた条件と違い、引継ぎが出来ないと判断したなら即刻契約破棄をすることができます。
ですので顔合わせで隅々まで業務内容や引継ぎ方法などを確認することは重要です。
『聞いていた仕事内容と異なった、派遣先が虚偽の申告をしていた』というのであれば、派遣先企業に問題がありますので、まずマイナスイメージにはならないと思います。
顔合わせには派遣営業が同席するので理解を得られると思います。この状況でマイナス評価を付ける派遣会社はやめておいて正解です。
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