派遣会社WDBは、理系人材派遣会社トップシェアの派遣会社です。
派遣社員の教育、研修に力を入れており、その研修の1つとして、【振り返り研修】があります。
このページでは派遣会社WDBで行われる【振り返り研修】の詳細をご説明いたします。
派遣会社WDBにこれから登録を検討中の方はこちらも合わせてお読みください。
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振り返り研修の目的
同じ就業先での勤務が1年以上になる派遣社員に対して長期安全就業を支えるために行われる研修です。
長期就業していると、慣れによる気持ちの緩みから職場のマナーや安全面の注意を怠ることがあると指揮命令者から指摘されることがあります。
このような状況に至らないように、常に高い成果を上げられるように研修を通じてフォローを行っていくのが目的です。
振り返り研修の日程と場所
振り返り研修は、同じ職場で継続して1年以上勤務している人は参加必須の研修です。
同じ職場に2年勤務し、1年目で研修を受講した人も対象になります。WDBより継続して同じ職場で働く場合は1年に1回【振り返り研修】を受けることになります。
開催の約1か月前に連絡があり、マイページにて、詳細の発表・予約を行います。
私が2018年度に受講した振り返り研修の日程は
①2018年12月1日(土) 10:00~13:00 県中心部会場
②2018年12月22日(土) 9:30~12:30 県西部会場
私の支店では、2回開催されていました。
会場は支店ではなく、公民館などの会議室を利用して行われるので、注意が必要です。
複数の会場・日程が用意されていて、自分の都合がいい会場を選択し参加します。
派遣先の勤務時間に研修を受けることはできないので、本来なら休日にあたる土曜日に開催されます。
また、会場ごとに定員が決まっており、希望する日程に参加できない場合も考えられますので、予約は早めに行ったほうがよいと思います。
振り返り研修の内容
振り返り研修は約3時間行われます。講師は、WDBの所属支店の支店長でした。
基本的にはビデオの閲覧をする研修です。
マナー研修
長く勤めていたら、慣れからくる職場マナーの低下が見受けられます。
実際に、WDBが派遣先から指摘されたマナー低下の実例のビデオを見て学習します。
安全研修
長期就業の慣れによって、基本や注意を怠り安全意識が薄れる傾向があります。
実際に、WDBで起こった労災を例に学習をします。
コンプライアンス
派遣社員は派遣先に雇用されているわけではありません。
しかし、立場上社内秘密を知ってしまう可能性があるので、情報管理能力が問われます。
実際に、WDBの派遣社員が情報の取り扱いを誤り損害賠償を請求された例があるようです。
このようなことが起こらないように、情報の取り扱いについて学びます。
人事評価について
就業し始めの頃から同じレベルの仕事をしている、評価は上がりにくいです。やはり、長期勤務になるとレベルアップが求められます。
長期就業でどのように働けば評価が上がるのかを学びます。
ディスカッション
ふりかえり研修では、さまざまな就業先の派遣社員が一緒に受けます。
自分の派遣先での問題点や解決策を出し合い、ディスカッションを行います。
今後の目標
現在の自分の改善点、今後の目標などを紙に書かされます。この紙は、今度の定期訪問で指揮命令者に渡されるようです。
欠席は認められる?
本来であれば休日にあたる日に振り返り研修は行われますので、都合がつかない人もいらっしゃるかと思います。
本当に致し方がない理由の場合、欠席を認められることもあるようですが、基本的には欠席は認められないようです。
しかし、当日研修は参加予定者の6人中4人が病欠でした。
当日欠席者が多かったので、意図的に欠席をしている人も中にはいるかもしれません。
振り返り研修を当日欠席した人に、補習や評価が下がるようなことも特になさそうです。
派遣法が改正され、派遣元が派遣社員に対して教育研修を行うことが、義務付けられました。
ほとんどの派遣会社がネットでの研修を行っている中、休日に研修を行うのは非常にめずらしい派遣会社です。
最近は、家庭とのワークバランスを考え、派遣社員をしている人が多いように思います。
そのような派遣社員がいる中で、休日に強制参加の研修を行うのは、時代錯誤だと個人的には思いますが、就業する以上は会社のルールに従うしかありません。
今の時代、研修制度がネットだけで済む派遣会社がほとんどです。
今後WDBで就業を考える方は、振り返り研修や、適正保証研修の参加が必要なとこも踏まえて登録を考える必要がありそうです。
服装・持ち物
服装は、私服で問題ないと連絡がありました。
持ち物として指定されたのは、筆記用具、印鑑、車やバイクを利用する場合は「通勤経路図」が必要でした。
通勤経路図はマイページでダウンロードができます。
レポートを手書きで作成するので、シャープペンシル・消しゴムは必要になるかと思います。
給料はでる?
強制参加の研修は、労働時間扱いですので給料はもちろんでます。
研修参加の日当としては、
「時間給(交通費補助を除く業務費)×研修時間(※)」です。
※直近の1週間の時間内労働が40時間超えた部分については、時間外手当として業務給の25%を割り増しして支払いされます。
交通費も支給されます。公共機関を利用した場合はその運賃。車やバイクを利用した場合は1km=18円でガソリン代が計算されます。
必ず、研修当日に研修経路図を忘れないようにしましょう。
振り返り研修の感想
講師が何か説明をしてくれるわけでなく、ほとんどが動画をみせられる座学でした。
自宅で動画を閲覧するだけでも十分な内容だと思うのでわざわざ会場を用意をして開催するのかは疑問です。
長期の就業になると、求められるレベルが上がるので、自分自身もレベルアップしよう、困っている社員がいたら自ら進んで仕事を引き受けようなど、
時給もあまり上がらないにも関わらず、仕事の幅を広げよう、時間内でこなす仕事量を増やそうなど、図々しい内容でした。
ほとんど中身のない研修ではありますが、研修は強制参加ですし、一応時給と交通費が支給されることから、WDBから派遣される限り、割り切って参加するしかないでしょう。