生理用品といえば、「ナプキン」「タンポン」がポピュラーです。その中でも、小学生でも使用が簡単な「ナプキン」の利用者が8割を占めています。
ナプキンは使い捨てで便利ですが、使い捨てがゆえに費用がかかります。
平均的なナプキンの値段は1枚20円
1日5枚利用し、1か月に7日間生理があるとすると
20円×5枚×1日間=700円
年間では
700円×12か月=8400円
ナプキンの使用は年間でおおよそ8000円消費することになります。
繰り返し使え、エコで経済的な第三の生理用品【月経カップ】をご紹介します。
月経カップとは
日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカ、イギリスで流通している天然ゴムや医療用シリコンで作られている生理用品です。
【月経カップ】【経血カップ】【スクーンカップ】とも呼ばれます。
鐘のような形をしており、タンポンと同じように膣の中に入れて使用します。なんとそのほとんどが月経カップは10年以上繰り返し使用が可能です。
月経カップは経済的
月経カップの価格はおおよそ2000円~5000円くらいです。
2000円のものなら、10年利用したとすると、
2000円÷10年=200円
一か月あたりなら、
200円÷12か月=16.6円
ナプキンとは比べ物にならないお得さです。
私が試しに購入してみた「月経カップ」はこちらです。
使用しだしてから、2年目ですがまだまだ使用できます。
月経カップの使い方
装着するときは、シリコン製なので小さく折りたたみ挿入し、膣の中で広げます。 最初はコツがいりますが、慣れれば簡単にできるようになります。
「月経カップ」にはサイズがあり、月経を受け止められる容量と未経産婦用と経産婦用があります。
月経カップの魅力
洗って繰り返し使える
「月経カップ」は洗って繰り返し使えます。しかも、素材がシリコンですので石鹸で簡単に汚れを落とすことができます。
お風呂に入る際についでにサッと洗うことができます。
同じ洗って繰り返し使える生理用品で「布ナプキン」がありますが、素材が綿のため手洗い、漬け込み洗いが必要になります。
生理の度に何枚もの布ナプキンを手洗いするのはかなり労働力が必要になりますが、月経カップなら、ラクに洗うことができます。
以前は布ナプキンを使用していたけど、洗うのが大変で挫折。月経カップならズボラでも大丈夫!
長時間交換いらず
「月経カップ」は最大12時間連続で使用できます。(個人差があります)
ナプキンは、外出先でも頻繁に交換が必要になりますが、月経カップの場合なら外出先での交換が必要ないことが多いです。
煩わしいナプキンポーチの持ち歩きが必要ありません。また、使用済みナプキンの処理にも困りません。
仕事中も交換いらず。余計な心配なく仕事に集中できます。
違和感なく蒸れない
初めて月経カップを目にしたときは大きさに驚く方が多いと思います。
こんなに大きなもの、入るかしら?違和感があるんじゃ・・
意外と簡単に入り、違和感もまったくないんです。生理中であることも忘れてしまうときもあります。
ナプキンと違い密着をしないのでもちろん蒸れません。
医療用にも使用されているシリコンを使っている月経カップもあるので、お肌がデリケートな方にもおすすめです。
プールや温泉でも
ナプキンと違い、プールや温泉でも使用できます。生理を中心に旅行の計画を立てる必要性がなくなります。
違和感もないのでスポーツも思いっきり楽しめます。
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練習が必要
月経カップの唯一のデメリットは装着、取り外しに慣れるまで時間がかかること。
ベストな装着位置からずれると、漏れてしまう場合もあります。
慣れるまではナプキンと併用するのが安心です。
布ナプキンであってもショーツににじむ程度の経血ですので、洗うのも楽です。
最後に
エコで節約もでき、快適な「月経カップ」アメリカではすでにポピュラーな生理用品になっています。
この快適さは一度使い始めるとナプキンには戻れません。ぜひ挑戦をしてみてください。
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