派遣社員として勤める際に、頼りにするべきは派遣会社営業の方です。
いい派遣営業の方もいますが、派遣会社営業は派遣先企業と派遣社員の橋渡しの役割をしているため、すべての派遣営業の方が派遣社員の味方であるとは限りません。
筆者自身も、派遣先企業との関係を優先し、派遣社員に我慢や無理を強いる。
派遣営業のミス(顔合わせの遅刻など)を派遣社員のせいにするようなどうしようもない派遣営業にあってきました。
派遣営業の交代は難しい
派遣営業と派遣社員の間で問題があった場合、真っ先に思いつくのが派遣営業を交代してもらうことだと思います。
しかしながら、現実的には難しいことの方が多いです。
派遣会社の営業は、派遣先ごとに担当を持っている派遣会社が多いです。
派遣先にほかにも所属する派遣社員がいる場合、あなただけの担当者を交代するのは非効率ですし、要求は受け入れられなことがほとんどでしょう。
派遣営業のやりとりの証拠を残す
いい加減な派遣営業に多いことは『連絡しても返事がこない』『電話を折り返してくれない』『要求したことをしてくれない』ことです。
いい加減な派遣営業に対しては、徹底的に証拠が残る手段で連絡を入れます。
一番いい連絡手段はメールです。
メールであれば、送信先、日時、内容すべて証拠として残すことがです。
急用の連絡であっても、電話だけでなくメールでも内容を送るようにしています。
派遣営業にも『忙しく電話に出れないので連絡はメールでください』と伝えておきます。
派遣会社本社にクレームを入れる
派遣会社営業に直接改善を求めても改善が見られない場合、派遣会社本社にクレームをいれてもいいでしょう。
本社が運営する相談窓口にクレームをいれましょう。
メールでのやり取りをしておけば、どのようなやりとりをしてどのような対応をされたかを詳細に伝えることができます。証拠のメールを転送してもいいです。
派遣営業が、派遣社員に対していい加減な態度をとる原因として、『だらしない』『仕事ができない』という理由もありますが、
ほかには、派遣先企業との関係や営業成績を優先して、丸め込みやすい派遣社員に無理を強いる、後回しにするということも多いです。
後者の場合は、自分の立場や成績しか見えていないため、本社クレームは効果抜群です。
また、派遣営業の評価ダウン、ボーナス査定に影響を与えることができるでしょう。
キーワードは『外部機関に相談する』
派遣会社本体にクレームを入れても、残念ながら解決しないこともあります。
その場合は派遣会社ごと変えてしまうのが賢明です。
現在の契約任期が残っていたり、派遣先との関係は良好なので続けたいこともあると思います。
派遣会社が問題解決に動いてくれない場合は、『一般社団法人 日本人材派遣協会』に相談することができます。
派遣営業や派遣会社の行為が労働基準法に違反している場合は、労働基準監督署
派遣法に違反している場合は、労働局に相談することができます。
しかしながら、平日に厚生労働省まで自ら行かなくてはならなかったり、書類を作成しなければならなかったり労力がかかります。
また、たくさんの大きな問題を抱えているため個人の小さな案件に対しては取り合ってもらえない可能性は高いです。
そこで重要になるのは、派遣会社および派遣営業に『労働基準監督署に相談することになりますよ。』と、外部機関に相談に行く意思を示すことです。
本当に相談に行く必要はありません。
ひどい話ではありますが、派遣会社の中には派遣社員は法律知識ないと油断をしている場合があります。
ブラック企業ほど労働基準監督署に目を付けられることを嫌いますので、改善してもらえる可能性があります。
派遣先企業を味方につける
派遣先企業との関係は良好であるのに、派遣営業に問題がある場合に使える方法です。
筆者も実際に使ったことがある手口ですが、
派遣先の苦情申入先に指定されている人物に派遣営業との問題を相談します。多くの場合、指揮命令者と兼務になっています。
『派遣営業の対応に困っている、派遣先ではこれからも働いていきたいと思っているが、このままでは辞めることを考える。』
など相談すればいいでしょう。
苦情申入先の担当者には、問題解決をする義務がありますので、派遣営業に注意をしてくれます。
派遣営業にとって派遣先企業はお客さまにあたるので派遣先からのクレームが一番堪えます。
この場合も、派遣会社によっては次の仕事の紹介が減る可能性がないわけではありません。
派遣会社自体に問題あり
派遣会社自体がブラック企業であったり、派遣会社の方針が『営業優先』『業績優先』『派遣社員は捨て駒扱い』そんな会社も残念ながらあります。
個人的にはここのような会社ですね。
派遣営業だけの問題ではないので、はやめに派遣会社自体を変更するのが得策です。
今後の仕事の影響は?
派遣営業のクレームを入れることにより、派遣営業に100%非がある場合でも、煙かがられて次の仕事を紹介してもらえなくなる可能性は残念ながらあります。
派遣社員として長く働いていこうと思う場合、派遣営業と良好な関係を築くことは大事です。
万が一、次の仕事が紹介されなくなる可能性があったとしても我慢して働く必要なないと思います。
1つの派遣会社、派遣営業に固執する必要はありません。
派遣会社はたくさんありますし、派遣先は同時にたくさんの派遣会社に求人をかけるので、どの派遣会社を利用しても働き先はほとんど変わりません。
派遣会社の待遇、派遣営業との関係を優先した派遣会社選びが働きやすい環境づくりには大切です。
たくさんの派遣会社を利用してきましたが、テンプスタッフ が派遣会社として信用できます。
派遣営業の方もまめに連絡をくれる方が多く、大変助かっています。