派遣会社に登録し、社内選考を通過すると派遣先企業との【顔合わせ】を行います。
これまで、派遣社員として働いたことがない人にとって馴染みがないと思います。
派遣法で派遣社員に対する面接行為は、禁止されています。しかし、1度も会うことなく派遣先に就業するのは、受け入れ会社も派遣社員にとっても不安があります。
このため、行われるのが顔合わせです。
この記事では、一般的な顔合わせの流れをご説明いたします。
服装
顔合わせは、ほとんど面接と変わりません。
派遣先企業によってはあまり派遣法を理解しておらず、面接だと考えている企業も珍しくはありません。
面接を受けるのと同じように、スーツで行くのが無難です。
しかし、スーツを持っていない場合、わざわざ買いに行くほどスーツでなければいけないというわけではありません。
受ける会社にもよりますが、オフィスカジュアルな恰好でも問題はありません。
待ち合わせ
派遣先訪問の30分前には合流をし、顔合わせの打ち合わせをします。
車社会の地域でしたら、派遣先企業の近隣スーパやコンビニの駐車場で待ち合わせをすることが多いです。
都内など、公共交通機関が発達している場所はカフェなどで打ち合わせを行うことが多いようです。
打ち合わせ
派遣会社の社員と合流したら、派遣会社の車の助手席に乗り込み事前の打ち合わせをします。
派遣会社の社員が代わりに履歴書代わりになるスタッフ紹介シートを作成してくれているので、内容に問題がないか確認をします。
スタッフ紹介シートの内容
■学歴(私立大〇〇科卒業)
■経験業界・在籍の期間
■保有資格
普通の履歴書とは違い、少しぼかした内容になってます。
経験業界も化粧品会社、製薬会社など大雑把な分類になります。
打ち合わせで、よく話される内容は、前職の退職理由です。
任期満了や転居など致し方がない退職した際は、そのままの内容をお話しすることが多いです。
自己都合などで退職した際は、イメージダウンを避けるために「任期満了で退職ということにしておきましょうか。」と提案されることもあります。
また、派遣会社のスタッフが横について顔合わせをするのでフォローをしてくれますが、自己紹介は自分自身で行います。
とのような自己紹介をするか、派遣会社社員と打ち合わせをします。
■氏名
■これまでどのような仕事をしてきたか
■よろしくお願いします等締めの言葉
簡単な自己紹介で問題ありません。
紹介シートやアピールの方法を指導してくれ手取り足取りフォローしてくれます。
新卒でも面接は自分ひとりで行うものにも関わず、社会人に対してここまでのフォローはやすすぎな気もしますが、面接が苦手な人には助かるかもしれません。
顔合わせ
顔合わせは、人事担当者や派遣された際に指揮命令者にあたる方(課長等)と行います。
派遣会社の社員が、自己紹介をしてくれたあとに自己紹介をします。
そのあとは、一般的な企業面接と変わりません。
特に、派遣会社の社員の方が発言することはありませんでした。
回答に詰まったりした場合は、フォローをしてくれるかと思います。
派遣社員にとって、顔合わせは会社とのことを知れる唯一のチャンスです。
質問したいことを事前にまとめておきましょう。
解散後
顔合わせが終了し、帰路で「印象はどうだったか」「働きたいと思ったか」などの質問をされます。
派遣先の受け入れが問題なければ、後日就業決定の連絡があります。問題がなければ、就業を受託しましょう。